はじめに──「作ること」が目的化していませんか?

100万円で作ったサイトが、誰にも見られず・情報も伝わらずに終わる――。
これほどもったいない投資はありませんよね。
🔗 関連記事:【保存版】ホームページリニューアルの費用と内訳を徹底解説|30万〜300万の違いとは?

ホームページは公開してからがスタートです。検索で見つけてもらい、サービス内容を理解してもらい、問い合わせ・応募・購入といった行動につなげてこそ初めて“投資対効果”が生まれます。
そのためには

  1. 導線設計(情報設計・デザイン)
  2. 運用プラン(広告・SEO・SNS)※必要ない場合ももちろんあります
  3. 定期的な改善

の3点セットが必須です。本記事では、富山の制作会社を選ぶ6つのチェックポイントを解説します。

なぜ「ホームページ制作 富山」で検索する前に目的を決めるべきか

「とりあえず作れば問い合わせが来るはず」。
そう考えて100万円かけてサイトを作ったものの、アクセスは月20件、問い合わせゼロ――。富山県内でもこんな相談をよく耳にします。
原因の大半は “作ること” がゴールになっている 点。ホームページは公開後に“見てもらい、行動してもらう”ことで初めて投資回収が始まります。そのスタートラインに立つために、発注前に 目的とKPI を整理しましょう。


作ることが目的化すると“誰にも見られないサイト”になる

  • 「デザインがきれい」だけでは検索にも SNS にも引っ掛かりにくい
  • 構造化されていない情報はユーザーが迷子になり離脱
  • 集客を広告に頼る場合でも、LP 設計が甘いと CPA(獲得単価)が跳ね上がる

KPI設計が投資対効果を左右する

ユニスポットでは初回ヒアリング時にサイトリニューアルの目的を確認します。

目的定量KPI(例)定性課題・チェックポイント(例)改善アプローチのヒント
集客・月間問い合わせ数/予約数・フォーム到達率(LP→送信完了)・広告CPA(1件獲得単価)・「〇〇の機能が知られていない」「料金体系が誤解されている」など認知ギャップ・導線に迷いがあり離脱が多い– ペルソナごとにCTAを分岐- FAQ・比較表で“誤解”を先回り解消
採用・月間応募数・一次面接通過率(応募の質指標)・採用LPの滞在時間・会社の魅力が抽象的で「働くイメージ」が湧かない・求める人物像が言語化されていない– 社員インタビュー動画・1dayレポを追加- 求める人材をポジティブ表現で明示
ブランド強化・指名検索数(会社名+富山 等)・再訪問率/直帰率・サイトデザインが古く信頼感を損ねている・商品・サービスの差別化ポイントが伝わらない– ビジュアル刷新で“らしさ”を統一- 実績ストーリー/ビフォーアフター事例を掲載

目的と制作のご予算から逆算して、ページ構成・導線・必要コンテンツを決めます。


富山の制作会社を選ぶ6つのチェックポイント

#チェック観点見るべきポイントなぜ重要?
1目的とKPIの共有力– 初回ヒアリングで「問い合わせ○件」「応募○件」など数値目標まで言語化しているか
– その目標を達成するシナリオ(導線・コンテンツ)が提案書に落とし込まれているか
目標が曖昧なまま進むと、完成後に“期待ハズレ”となりやすい
2情報設計 & デザインの根拠– ペルソナ/カスタマージャーニーが提示されているか
– UI/UX改善の理由をビフォーアフターやワイヤー図で説明しているか
良いデザインは“根拠のある設計”が前提。見た目だけでは成果が出にくい
3運用・改善まで見据えた伴走力– 公開後の更新・解析・広告運用をワンチームで支援できるか
– AIチャットボットや動画活用など、課題に応じた施策を柔軟に提案できるか
“作って終わり” では投資が回収できない。運用設計まで含めて初めてROIが生まれる
4コミュニケーション体制– 担当窓口と連絡チャネル(対面/オンライン/チャット)の明示
– 進捗共有サイクル(週次・月次レポートなど)が設計されているか
修正や追加要望が出た際、ストレスなく伝え合える体制があると納期遅延を防げる
5保守・セキュリティ & 更新範囲– CMSアップデート・SSL更新・バックアップ方法がドキュメント化
– 定常保守の見積に「緊急対応フロー」や「レポーティング」が含まれるか
小さなトラブルが機会損失を生まないよう、守りの体制も重要
6費用の透明性とコスト感– 「制作費」「初期導入費」「月額保守費」が区分され、内訳と想定タスクが明確
– 広告や撮影など 追加が想定される費用 が先にリストアップされているか
後から“想定外コスト”が膨らむのを防ぎ、投資判断をしやすくする


【事例】ユニスポットが伴走した富山2社の成果

1. 製造業(富山市)――「10年放置サイト」から問合せが発生するホームページへ

旧サイトは10年以上更新されず、問い合わせは限りなくゼロ。
まず私たちは 製品区分をアイコンとイラストで整理し直し、用途別に導線を引き直しました。
次に、文字だけでは伝わりにくかった工程・性能を 図解と写真 で可視化。
「もっと詳しく知りたい」層に向けて 技術仕様と導入事例をまとめたPDF資料 を用意し、ダウンロード時にメールアドレスを取得できる仕組みを追加しました。

公開後は、月数万円の少額で Google 検索広告を配信。キーワードを絞って 資料DLを主要コンバージョン に設定した結果、

  • これまでゼロだった問い合わせが 月2件コンスタント に発生
  • 数件全国規模の大手企業からの引き合い発生

2. 美容系サービス(富山市)――LPとSNS広告を“数字”で磨き込み CPA 半減

当初の課題は、LPとSNS広告を回しているのに CPA(1件獲得単価)が高止まり していること。
ヒートマップでスクロール率と注視エリアを分析すると、フォーム直前での離脱が際立っていました。

そこで──

  1. ファーストビューに価格感を明示し、「このくらいなら…」と感じてもらえるハードル設定
  2. LP上段に口コミやビフォーアフター写真を配置し、安心材料を早めに提示
  3. バナーを3パターン A/B テストし、クリック率の高いクリエイティブに集約
  4. 事前に 許容CPA(利益が残る最大コスト) を算出し、入札と予算配分を最適化

改善サイクルを2カ月ほど回したところ――

  • CPA を約2~3万円 → 約1万円 に削減

「広告費を増やすのが怖くなくなった」と経営者の方に言っていただけたのが何よりでした。


まとめ

ホームページ制作は「作れば終わり」の単発プロジェクトではなく、“見つけてもらい、行動してもらう仕組みづくり” までを含めた投資です。
その投資を回収するためには――

  1. 目的とKPIを数値で決める
  2. 情報設計とデザインの根拠を示せるパートナー を選ぶ
  3. 公開後の運用・改善 まで伴走できる体制を確認する

この3ステップが欠かせません。価格だけで判断すると、結局あとから追加コストや機会損失が膨らみがちです。
富山で制作会社を探すなら、今回ご紹介したチェックポイントと事例を照らし合わせながら「自社の目標を一緒に追いかけてくれるか?」を基準にしてみてください。

ユニスポットは、デザイン・制作・広告・AI活用 をワンストップで支援し、限られたリソースでも成果が出るよう伴走します。まずは無料の発注チェックリストで現状を棚卸しし、オンラインでお気軽にご相談ください。